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香典金額の目安

葬式の際に遺族に対して現金を渡すことを、仏式葬儀においてのみ「香典(こうでん)」と呼びます。仏式では大量に香を焚き、昔は香は高価な物だったことから、葬式における遺族への補助金としてこの慣わしができ、現代に残っているようです。神式では香を焚きませんので香典とは呼ばず、「御玉串料(みたまぐしりょう)」か「御榊料(みかさきりょう)」のいづれか、キリスト教も同様に「お花料(おはなりょう)」と呼びます。

こうした献金に使用するお札は新札を使わないなどと言われますが、これは、お祝いの際に新札を使用することや、あたかも事前に準備しておいたかのようで失礼という意味から敬遠されているようです。とは言え逆にボロボロのお札も、粗末に扱われているようで失礼ですので、適度なお札を使用するのが良いようです。どうしても新札しかない場合は軽く折って使用しましょう。

香典金額は地域によって様々ですが、下記の相場表を参考にして下さい。

【亡くなった方が】祖父母
【自分の年齢】20代=1万円、30代~40代=2万円、50代=3万円、60代=5万円。

【亡くなった方が】親
【自分の年齢】20代=3万円、30代~40代=5万円、50代=10万円、60代=10万円。

【亡くなった方が】兄弟姉妹
【自分の年齢】20代~30代=3万円、40代~60代=5万円。

【亡くなった方が】伯父・叔母
【自分の年齢】20代~40代=1万円、50代~60代=3万円。

【亡くなった方が】その他親戚
【自分の年齢】20代~30代=5千円、40代~60代=1万円。

【亡くなった方が】職場の上司、同僚、職場仲間の家族
【自分の年齢】20代~60代=5千円。

【亡くなった方が】取引先関係
【自分の年齢】20代~30代=5千円、40代~60代=1万円。法人の場合はお花代=1.5万円。

【亡くなった方が】友人、その家族、隣人や知人
【自分の年齢】20代=3千円、30代~60代=5千円。

香典の渡し方

昭和のはじめまで「通夜」とは親族で過ごすものだったので、親族以外の参列者は葬儀や告別式などに訪れていましたのでこのタイミングで香典を渡すのが慣わしでした。ですがここ最近では「お通夜」にも参列できる葬儀が増え、お通夜に香典を渡す方も多いようです。伝統を重んじると告別式に参列し、その時に渡すのが良いとされていますが、お通夜の時に渡してもマナー違反ではありません。但し、お通夜の時は香典を受け取る準備ができていないこともありますので、その際は挨拶だけを済ませて告別式の時に改めて渡すのも良いと思います。どうしても通夜しか出席できない場合は、事情を述べてきちんと手渡しするのが良いと思います。

散骨@マガジン