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後飾り祭壇の配置方法と処分方法について

葬儀が終わり火葬が済むと、遺族は遺骨を抱えて自宅に戻ります。

ご帰宅とほぼ同時に葬儀会社の方が後飾り祭壇(関西では中陰壇)を組立て、遺骨や遺影を安置できるように準備してくれます。

通常この「後飾り祭壇」は葬儀費用の中に含まれており、納骨などが済んだら利用者自身で処分することになります。後飾り祭壇には二段式と三段式があります。どちらが良いという事はありませんので、お部屋事情や祭壇に置くお供えの量などに応じて段数を決めれば良いと思います。

昔のような100万近い葬儀の場合は、豪華な漆塗りの後飾り祭壇が用意され、四十九日過ぎるまで無償レンタルなどされますが、現在はあまり見られません。

仏式・二段・後飾り祭壇の配置例

後飾り祭壇

ここでは仏式の後飾り祭壇(中陰壇)の配置例を紹介させていただきましたが、神式(神道)やキリスト教用の祭壇などの配置例は別サイトの「遺骨の自宅での置き方」をご参考ください。

ちなみにこの後飾り祭壇は、Amazon等で白木の祭壇+白い布でも1万円以内で購入することもできます。段ボール製で良ければ5,000円以内で購入することもできます。

後飾り祭壇には香炉やロウソクなども必要ですが、弔問する方がいなければ香炉は不要です。ロウソクはホームセンター等で2千円程度で売っています。しかも最近はLED電球を使っていますので長持ちで安全です。

後飾り祭壇の配置方法については原則自由ですが、宗派によっては細かく取り決めがあります。

注意点

遺骨の入った骨壺は壺だけでも3kg程度あり、総重量が5kg近くになることもありますので、あまり棚の端に置くとバランスを崩して倒れることも考えられますので、なるべく祭壇の中央に配置するのが良いかと思います。

特に注意すべきは本物のロウソクを使用する際は、耐火シートを敷いたり、消火用の水などを用意しておいたりしましょう。

後飾り祭壇には二段式と三段式があります。どちらが良いという事はありませんので、お部屋事情や祭壇に置くお供えの量などに応じて段数を決めれば良いと思います。

後飾り祭壇(中陰壇)の処分方法について

表にかかっている白い布も、骨組みの白木も可燃物として一般廃棄できますが、仮にも仏具として使用していた物をゴミとして処分することに抵抗がある方は、葬儀を依頼した会社などに引取を依頼すると無償で引き取ってくれる可能性があります。引き取った物は原則として廃棄処分ですが、中には再販することもあります。